【書籍名】  コンタクト・ゾーン
【著者】   篠田節子
【ジャンル】 サスペンス
【面白度】  ☆☆
【主観的評価】
政情不安定な東南アジアの国「テオマバル」にあるリゾート地に豪遊しに来た、30代半ばの3人の日本人女性が独立紛争に巻き込まれ、これまでの人生では考えられないような苛酷な試練に直面する。

物語の冒頭部分では、「いけ好かないバカ女三人組」にしか思えなかった主人公たちであったが、話が進むにつれ、次第に共感し、最後は「何とか無事に日本に帰って欲しい」と思ってしまった。
これは、著者の思う壺に、まんまと嵌まったということか…。